2014/06/28

思い出 日本一周80.5話 北海道


旅の中で感じたことのまとめ。


旅について
当時のメモから振り返ってみました。まずは旅全般について。


旅は基本的に自由だ。好きに起きて動いて寝ることができる。
気ままに時間を過ごす毎日、こういう生活に憧れる人も多いと思う。
きっと『自由に生きること』が旅の醍醐味なんだろう。

ただ一方で、それだと何も残らないのではという恐怖を感じている。
毎日の生活に締まりがないというか、ただ旅を消化してるだけというか。
逆に『目的を持って過ごす』ことで旅に張りが出て輝くように思う。




今は旅を見てくれる人に楽しんで欲しいという想いがすごく強い。
せっかく貴重な経験をしてるんだから、一人だけ楽しむなんて勿体ない。
それに旅を一緒に喜んでくれる人がいると、自分もすんごい嬉しい。

面白がったり、地元の写真を懐かしんで貰ったり、人や場所を紹介されたり。
本当に色んな反応がある。応援してくれる人達と旅を作る感じが好きになった。
だからそれで旅が制限されても苦じゃない。目的が出来てすごく楽しい。

Blogはリアルタイム更新は諦めたけど、Twitter活動は頑張りたい。
ありがたい事に最初30人程度だったフォロワーさんも1000人超えた。
今投稿する時に意識してるポイントは①文章 ②写真 ③物語の3つ。




①は旅に興味ない人も読める文章。小学生にも分かるつぶやき。
そして自分しか分からない話はしない。旅人の身内ネタも極力書かない。
これまでの旅を知らなくても、入りこめる投稿を心掛けたい。

②は生活感を感じさせない写真。シンプルで分かりやすい一枚。
見せたいものだけ魅せる写真。関係ない人や車は構図の中には入れない。
一眼単焦点ならボケるからいいんだけど、iPhoneだから頑張ろう。

③は引き込まれるような物語。漫画や映画のような文章の書き方。
魅力的な話は物語的で、つまんない話は説明的なことに最近気づいた。
登場人物、時間の流れ、その時の気持ち・・・を意識していきたい。


一気に全部はできないので少しづつ!





自分について
次に自分自身について、日常の感覚の変化の話です。


旅に出たはじめの頃。起きてから寝るまで、一日のことで精一杯だった。
食事に洗濯。とくに寝床探すのが一番大変。夕方になるといっつも必死だった。
自転車も初心者、右も左も分からない。あっという間に時間が過ぎていた。

最初の一週間はそれは濃かったように思う。1日目は沼で靴と自転車が泥まみれ。
2日目は旅のマスコットを紛失、3日目は窃盗集団に遭遇、4日目は冷雨に打たれる。
5日目は足首が炎症、6日目は最高の景色、7日目は日本一周の旅人との出会い。




今ではそういう生活にもすっかり馴染んで、トラブルも前ほど起きやしない。
食事や洗濯にも困らないし、寝床も探すことができる。日本は治安もよくて安全。
日本国内だったら体と心があれば旅ができるという、変な自信がついてる。

それはもちろん良いことなんだけど、ただ毎日の新鮮さが薄れてしまった。
単純に慣れてしまった。ワクワクあるんだけど何となく予想がついてしまう。
以前はどんな些細なことにも、キラッキラ目を輝かせていたのに。

名作映画をはじめて観た時の感動つーのは二度と味わえないのと同じだ。
2,3回目も楽しい。ただ最初のように心にガツンと衝撃が走るほどまではない。
それと同じで、何となくで楽しい旅になってしまっているように思う。




完全に非日常が日常になっている。
慣れは何よりも怖い。もっと旅を丁寧に感じて走りたい。
目の前にあるその瞬間をもっと大切にしていきたい。

北海道が毎日刺激的で楽しすぎたから余計に考えてしまう。
沢山の旅人に出会って、広大な大地を目にして、人の温かさに触れて、
この先、これ以上はないんじゃないかってくらい充実してた。

そのせいか、あり得ないことがあっても普通に感じてしまう。
「何か起こるし何かが変わるだろう」と旅に期待しているんだろうか。
これからは自分で楽しみを見つけて作っていこうと思う。


感性尖らせていこう!





相手について
最後に相手について、出会う人について色々考える。


旅をしていると「ずっと一人旅で寂しくないの?」とよく聞かれる。
知らない土地を転々としていくのだから当然の疑問だ。気になるのも分かる。
ただ実際は誰かといる時間が多くて、ひとりの時間は思ったより少ない。

行く先々で色んな人との出会いがあって、旅の前よりも人と話している。
地元の人が珍しがって声をかけてくれるし、面白い人がいたら話しかけにいく。
Twitterを見た方から「会いましょう!」コメントが来て繋がることもある。




プライベートの時間は走行中とテントに入ってる時くらい。
そうした毎日、コミュニュケーションについて考えることが増えた。
一番感じたことが、人と接するときは『態度』が大切ってこと。

自分の気持ちだったり考えてることは、雰囲気で相手に伝わる。
使う言葉や話の内容っていうのは、あまり関係ない気がしてきた。
目に見ない気持ちの方が重要。目や声や姿勢になって現れる。

たとえば同じ「バカ」でも態度ひとつで全然意味が変わってくる。
「相手がどうやったら楽しんでくれるか」を考えてるといい気がする。
人間だから余裕がない時もあるけど、思いやりの気持ちは大事。




そして色んな県を旅している中で、日本人の親切さに驚いた。
応援されたり、差し入れを頂いたり、宿泊させて頂くこともあった。
そりゃー心ない人もいるけど、そういう人が圧倒的に多かった。

見ず知らずの人間を快く迎えるって、なかなか出来ない事だと思う。
どこの馬の骨か分からない薄汚い旅人なのに、何の気なしにおもてなし。
話せるだけでも嬉しかったし、知らない土地で心の支えになった。


その人は些細なことかもしれないけど、受ける側の感動は大きい。
自分も「こんにちは!どこから来られたんですか?ようこそ長崎へ!」
そんくらいは言える男になりたい!今考えてるのはこんな感じ。



・・・って真面目か!笑
旅半分過ぎての自分用日記でした。
次回からいつものに戻りまーす!



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