2014/06/08

Hokkaidooooo!!! 日本一周60話 北海道


憧れた夢の道!

まっすぐな地平線がずーっと。地球に自分だけしかいないみたい。
右を見れば緑の広い草原、左を見れば青く深い海。永遠に広がる。
このまま空も雲も全て超えていける。だから旅はやめられない!



本編始まり!
テントに光が差し込む。すごく眩しい。朝日をめいっぱい浴びます。
今日は無性にドキドキする。ずっと楽しみにしていた景色があるから。
旅人が憧れる聖地、何もないがあるという道『オロンライン』です。



お日様サンサン!予報では雨が降るって話。まーどーでもいい。
はやるテンションが抑えきれない。しゃあ!ひとり静かに呟きます。
コブシにもグッと力が入る。さあ!楽しみの道を駆け抜けるぞ。



空の色がワントーン明るくなりました。なんもないのがサイコー!
果てしない。ありえないくらい北海道している景色が飛び込みます。
イメージしていた北の大地。オレが走りたかった道はこれだ。。



圧倒的存在の風力発電が見えます。風車がクルクルまわっている。
写真でみたような景色がここにある。今まさに目の前に広がっている。
落ち着かない静寂が心地いです。嬉しさで自然と笑顔になります。



自転車をとめて草原に入ってみます。なんだこの鮮やかな景色。
きっと自分の足だけでこんな場所に来るなんて一生に一度の体験。
今のこの時は今しかない。かけがえない時間を噛みしめました。



スピードを上げてグングン走ります。うおぉおおおおああっつ!!!
誰もいないから全力で叫び放題です。自分の声だけが宙に舞ってる。
なんだこの突き抜ける開放感!おっ大きなトンネルが現れました。



旅の恥はかき捨て。今度は大阪世界陸上のCMモノマネタイム。
ついテンションがあがり規模が大きいコメントをしてしまった時・・・。
その織田裕二を喉が潰れるくらいの大声でやります。3・2・1!



「地球に生まれてよかったーーー!!!」 本当そんな感じです。
風がふわっと吹き抜けて、心の底からやさしい気持ちになります。
小さなことがどうでもよくなる。トンネルを抜けて青空の下へ。



Hokkaidooooo!!!!!



鮮やかな大地に思わず言葉が出ます。この想像を超える地球感。
生きてることを実感。なんでここが世界遺産じゃないのか不思議です。
旅の疲れも一気にふっとびました。なんだか夢の中にいるみたい。



トラブルも多かったけれど来てよかった。ぜんぶ輝いて見えます。
バカみたいに強い風が吹くアスファルト。夢中になってとにかく前へ。
家族に友達や恋人だったり。この風景を世界中の人に見せてー!



両手を大きく広げて寝そべります。この世界に飲み込まれそうです。
地球を感じてのんびり・・・なんてことはない。この絵を撮るのに必死!
ひとり撮り難しすぎ。テイク10もかかったわ!バカヤロー\(^o^)/



あっちー!利尻島をバックに、生ぬるいサイダーを飲んで一休み。
これまで出会ってきた色んな人たち、みんな元気でやってんのかな?
そんな思いを馳せながらグビグビ。喉の渇きを潤します。ぷはー!



最後の町にきたぜ!日本で一番北にある終わりの地『稚内』です。
この素晴らしい景色もいいかげん飽きてきたな。もう先を目指そう(笑)
足を回す、汗を流す、ただ走る。向かい風をひたすら裂いて進む。



あれは!?休憩スポット!タオルで顔をぬぐいながらオアシスへ。
申し訳ないくらいキレイな空間です。なんとキッチンまでありました。
使っていいのか分からないので結局外へ出ます。さいならーっ!



しゃがみこんで日陰に。そこではオジサン集団と仲良くなりました。
「これで旅してるのかぁ!僕は君みたいなやつ好きだぁ。楽しんで!」
そう言って去ります。なんか旅してんな~。北海道最高だぜー!



ひと踏ん張りして寝床に到着です。ライダーハウスの『みどり湯』。
札幌で出会ったみんなが、ここに泊まっているらしいです。やっほい!
ちゃっと受付を済ませます。そして無事に旅人達と再会できました!



待っててくれてありがとう!アレだな。みんなダラダラしてる!笑
小学生のノリで意味不明なことをしたり、アホな時間を過ごします。
やっぱこのメンバー楽しすぎる!そろそろ夜ご飯を作りましょう。



hina8maシェフの指示で作ります。今晩のメニューはカレーライス。
なんとお米は1.5升。これから弁当屋さんでもはじめるんだろうか(笑)
あれ?そういえば一人いない。かじくんは利尻島へ旅立ってました。



完成したぜ!いただきます・・・このワイルドなカレーうめぇええ!
そしてほとんど何も手伝ってないです。明日の朝、鍋でも洗いまーす!笑
この後はヒグマ遭遇に備えて、倒すシミュレーションをしました。



突然暗くなる室内。ミラーボールがキラキラ光りだします。何これ?
ここでは宿泊者が5人以上になると、特別イベントがはじまるそうです。
それから自己紹介タイムに突入。とりあえずモノマネをやっときます。



さらに松山千春の『大空と大地の中で』をみんなで大合唱してシメ。
肩を組んでゆれて歌います。よくわからんけど一瞬泣きそうになった。
その後はくだらない話をしながら夜が更けていきました。大満足!



それぞれ違う人生を歩んできた旅人達。一番北で盛り上がる。
うまく言葉で表せないけど最高な時間です。とてつもなく嬉しい。
いよいよ最北端が手に届く距離、最終地点まであと一歩!


次回につづく。。


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