カントリーロード。
ジブリはお好きですか? 今回は『耳をすませば』の舞台を訪ねます。
1995年の夏に公開されて、今なお愛される甘酸っぱい青春物語です。
いつもとはテイストを変えて、リポート形式でお届けしていきます!
本編はじまり!
太陽が昇るさわやかな朝。東京都多摩市にある駅にやってきました。
聖跡桜ヶ丘駅です。この町が『耳をすませば』のモデルになっています。
ここから映画の主人公『雫』が、改札を出て物語がはじまるんですね。
映画とまるで同じ風景です。にわかジブラーの熱が燃えたぎります!
『耳をすませば』は『魔女の宅急便』と同じかそれ以上に好きな映画です。
ブルーな時に観ると、子供の頃の素直な気持ちをとり戻せるんです。
楽しくなってきました。さっそく雫が歩いたルートを走りましょう!
物語では、雫がお父さんのいる職場を目指して弁当を届けにいきます。
この駅正面に見える道がはじまりの玄関です。元気にレッツゴー!
図書館は丘の上にあります。坂のシーンを思い出す方も多いはず。
だんだん勾配が急になるんです。町には愛嬌あるお店が並んでいます。
コンクリートロード進んいきましょう。強くなる日差しが暑いです。
霞が関橋からは大栗川が見えます。映画とまったく同じ絵ですね。
立ち止まって眺めてみる。住宅街と山の緑が絶妙にマッチしています。
東京に住むならここが第一候補かもしれない。居心地よさそうです。
橋を渡り終えると急こう配になり『いろは坂』のお出ましです。
冒険の入口に辿り着きました。ただの坂なのに気持ちが高鳴ります。
ここからは、画面で見た情景を思い出しながら進んでいきます。
うおー!すげえ!!アニメで見た赤色のアスファルトと同じやん。
雫が駆け足で登ったあのアップヒルです。ワクワクが止まりません。
高鳴る鼓動。いよいよ図書館がある場所に近づいてきました。
ガードレールから景色を一望。なんだか町も小さくなってきました。
田舎だと思っていましたが、こうやって見てるとやっぱり東京ですね。
ビルの高さがハンパじゃない。郊外とはいえかなり開けています。
ちなみに僕は自転車です。グリップを握りしめて駆け上がります。
「ファイトー!」写真を撮っているとサイクリストの方達に応援されたり。
この周辺はアスリートのトレーニング場所にもなってるようです。
お父さんのいる図書館に到着です。・・・って何もないやないかーい!
なんと、モデルとなった場所は『いろは坂桜公園』という広場でした(笑)
物語ではここで『ムーン』という、駅で見かけていた猫と再会します。
雫は弁当そっちのけにして、逃げ出すネコを追いかけるんです。
後ろ姿を追ってさらに丘の上へと。自由奔放な少女と猫ですね!笑
この階段を登れば近道ですが、自転車なので別の道を行きます。
主題歌の『カントリーロード』を歌いながらぶっ飛ばします。
「一人ぼっち~恐れずに~生きようと~夢見てた~さみしさ~」
「押し込めて~強い自分を~守っていこう」
アニメの世界に迷い込んだみたい。楽しくて足が軽いです。
「カントリーロードこの道~ずっとゆけば~あの街に~」
「続いてる~気がする~カントリーロード~」
汗が止まんねー!杉村がフラれた金毘羅神社で休憩しましょう!
「大人になったら、雫の両親や同級生気持ちの方が共感するよな~」
なんて考える自分に酔って出発しました。まだまだ登りますよ。
ついに頂上へと到着。ネコに導かれてやってきたロータリーです。
映画ではここにアンティークショップがあります。ご存じ『地球屋』。
現実にお店はありませんが、その代わりに洋菓子店があります。
ファンの間では、リアル地球屋として聖地となっているそうです。
お店を覗いてみると・・・閉まっていました。今日は休業日なのかな?
散歩していた方に聞いてみると、もうすぐオープンするとのこと。
はやく来すぎました。ロータリー近くに公園があったので待機です。
ピロピロピロ♪するとTwitterのフォロワーさんから情報が届きました。
「地球屋のモデルとなった場所がありますよ」と貴重なメッセージ。
もう一つ地球屋があるみたいですね。すこし寄り道してみましょう。
どうも頂上からは離れた場所にあるようです。坂を下って目指します。
落ちついた道です。おや?・・・それらしい建物が姿を現しました。
それがコチラ!その名も『邪宗門』。怪しい名前のカフェです。
アニメの場所とは離れた立地ですが、内装がモデルになっています。
残念ながらお店は閉店していました。数年前に畳まれたそうです。
ではでは、本命の地球屋に戻りましょう。気合いで坂を駆け抜けます。
すると気持ちよさそうにゴロンしているニャンコ。物語が始まりそうな予感。
ずっと寝ころがってコッチを見てるだけでした。一瞬でエンドロールです。
ネコの案内は諦め一人でやってきました。『洋菓子店 ノア』さん。
笑顔がステキなおじさんに歓迎されます。お店の中にはあの男爵も。
これまでに何人ものファンが訪れているそうです。素敵な雰囲気。
こちらは『みみすまノート2014』。10年前から続いてるらしいです。
訪れた人のメッセージが沢山書かれてあります。愛されてる作品だなあ。
僕もノートの片隅に綴りました。来る機会があればぜひ探してみてね!
日陰のベンチで休憩。ケーキを食べて物語の世界に思いを馳せます。
スタンプラリーもあるみたいで、おじさんに専用の用紙を頂きました。
場所は『ノア』『コンビニ』『聖跡桜ヶ丘駅』の三カ所とのこと。
外観もオシャレです。お店の方に写真も撮っていただきました。
コアなファンも、ライトなファンも、一度は来てみたい場所ですね。
お店を出ようとする頃には、お客さんが扉に集まってきました。
こんな所にはムーンらしきネコがいます。デブっていて可愛いです。
個人的にスカイツリーや浅草を見るよりも、ウキウキした一日でした。
洋菓子店ノアさん大満足です。こんな夏の日にいつかまた来よう。
帰りは登ってきた坂を下るだけです。自転車だから風が涼しい。
ちなみに雫は、神社横のこの階段を下りて図書館へと戻りました。
冒険心をくすぐる狭い道です。そしてお弁当を届けたのでした。
夏空が青くて気もちい。晴れ晴れした天気だと嬉しくなりますね。
風を切りながら車輪を回します。お日さまに当たった町が映えます。
今日一日、本当に充実した舞台めぐりでした。桜ヶ丘ありがとう!
帰りはコンビニスでタンプをゲットします。ノアさんの含めて2つ目。
しばらくして最初の駅へ帰ってきました。スタンプ全コンプリートです。
大事な思い出としてバックに入れます。大切な宝物ができました。
最後に駅前にある『青春のポスト』を紹介。夢を書いて投函するんです。
手紙はずっと保管されるそうです。僕も小さな夢をポストインしたのでした。
以上、多摩市は聖跡桜ヶ丘からお送りしました。ぜひ足を運んでね!
次回につづく。。
0 件のコメント:
コメントを投稿