2014/08/12

線香花火 日本一周125話 和歌山-和歌山


儚く燃えてなくなる。

紀伊半島の道のりもやっと終盤。鬼のアップダウンの連続だった。
みんなと一緒に最高に涼しい夜。集まった旅人達と花火に火を灯す。
弾ける明かりを眺めて地べたで語らう。終わりよければ全てよし!



本編はじまり!
コーヒーで朝の時間。渋めのカフェインが体に染みわたります。
本日はノゾミさんと2人です。先にいるまこっちゃんを追いかけます。
数10キロまで進んでるらしい。みんなで集まって花火やるぞ!



昨日再会したノゾミさんと移動開始。まずは本州最南端を目指す。
相変わらずの田舎道でした。コンビ二で休憩を挟みながら走ります。
前日の晴天はどこへいったんだよ。雨だけは降ってくれるなよ!



エメラルドの海が近づく。紀伊半島ってすっげー景色いいいよな。
この天気で鮮やかさがあります。晴れてたらもーっと綺麗だろうな。
道の途中では、空海にゆかりのある場所があったりなかったり。



こいつが最南端がある入口か。えらくグネグネしたカーブやな。。
アップダウンの繰り返しです。帰りも同じ場所を通ることになります。
そう思うと下り坂も素直に喜べません。発狂して進んでく( ´ ▽ ` )ノ



とーちゃーく!この小さい錆びれた灯台が最南端のシンボルです。
喜んでいるとノゾミさんが衝撃の事実に気がづきました。ここちゃう!
なんとここは樫野崎という場所でした。目指してたのは塩岬です(笑)



本当は走らなくて良かったこの道。先を思うと気が遠くなります。
樫野崎はトルコアイスが有名らしいです。食べなきゃやってられん!
のびーるバニラ。面白い食感でおいしい。こりゃー気合入った!



イスタンブルすら行けそうだ。びゅーん!あれ?ここ通ったっけな?
Google大先生に確認してもらいます。ミスって漁港に辿り着いてた!笑
「すいません!先行っててください」後方のノゾミさんに携帯で連絡。



激坂を超えて最初の道にリターンしていきます。後はまっすぐだ!
しばらくして目的の最南端に到着です。知ってる自転車が見えました。
「やっと追いたーっ!ノゾミさん待たせちゃってすいませーん!」



「人生こんなもんっすよ~」と話すノゾミさんが大人に見えました。
潮岬では旅行中の家族と仲良く。こういう出会いがあると嬉しいな〜!
少年の学校では、妖怪ウォッチよりポケモンが流行ってるって(^^)



関西ではポケモン派なんかな?ピカチュウ世代の兄さん一安心。
昔は151匹だったんだぜ!知ってた?その後は土産品を見て再出発!
しばらくして太陽が顔を出してきました。照り返す地面が眩しい。



カップルに応援されつつ坂道を行きます。そろそろ昼飯休憩です。
ノゾミさんが呟きます。「水と食パンがあれば生きていけますよ〜!」
なんという暴力的な真理(笑) 半島の片隅で名言が生まれました。



登って下って登って下って。終わりがまったく見えねぇえええ!!
前進している実感が湧かない。秋田の男鹿半島より余裕でキツイわ。
あれは?旅人のメッカ道の駅が見えてきました。旅人もいます!



北海道出身のこもやし君19歳です。ラッパを吹いて日本一周中。
旅終盤らしく北を目指しているらしい。最近旅人とよく出会うな〜!
話していると昨日会ったTAJIMAX君も登場。本当よく会うな(笑)



TAJIMAX君が一足先に旅立ち、こもやし君がそれに続きます。
自分らは有名な白浜温泉に行くことに。この近くにあるらしいです。
ここは押さえておきたい。ノゾミさんワガママ言ってすいません!



すっかり夜。海が見える場所は営業終了なので温泉街の外れへ。
よさげな温泉あるやないか!緑豊かな露天風呂で、お店の人も親切。
旅に出てはじめて温泉施設にお金を使いました。いい湯でした。



10時頃に寝床へ。ついに鹿児島出身のまこっちゃんと合流です。
予想以上に時間かかったぜ。すでにテントを張って就寝していました。
こんばんは~。ぐっすり寝てる所を職質のフリして起こす( ̄▽ ̄)



マジごめん!これで台風を一緒に過ごしたメンバーが集まりました。
みんなで線香花火をはじめる。最後にこの三人で集まれて良かったな。
お互いのことを深く知れた気がします。涼しい風を浴びた夏の夜。




次回につづく。。



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