ボロボロの靴 日本一周１２６話 和歌山-和歌山

サンダルの限界。

俺の時代が終わった。噛みしめた声が足元から聞こえてきた。

ビーサンに亀裂が生まれている。短い間だったけどありがとうな。

だけどもう少しだけ力になってくれないか。あと３０キロ頼む！

本編はじまり！

名古屋以来の１５０キロ超えで筋肉痛です。足が中々動きません。

無理やり起きて朝飯の準備。仲間の二人はすでに起きて話している。

前回と同じく先に見送ります。今回は本当の別れになるだろう。

最初に札幌ののぞみさん、続いて鹿児島のまこっちゃんが出発。

紀伊半島を一緒に楽しめて良かったな。いつか３人で会いましょう！

そして雨に濡れたふなっしーの体臭がくさいです。明日洗おう(笑)

和歌山は梅が有名です。ここの道の駅では梅について学べます。

館内では生産量を表すグラフを発見。他県と比べると圧倒的な勢い。

かるく見ても10倍以上はあるだろうか。かなりの開きがあります。

食べ物としての魅力も高くて、体にいい効果が沢山あるんだとか。

一般的な酸っぱい梅干しは苦手だけど、はちみつタイプは大好物です。

なんだか無性に食べたくなってきました。ヨダレ溢れるぜ(=ﾟωﾟ)ﾉ

梅の誘惑を振り切って出発。地道にアスファルトを進んでいきます。

うぉおおお！突然ひっくり返った殿様カエル出現。踏みそうになったわ。

一瞬心臓止まったやん。トラップは日本の至る所に潜んでいます。

あれから何時間過ぎただろう。紀伊半島アホみたいに長すぎだ。

いてっ！ふと足裏を見るとサンダルがボロボロ。貫通しとるやん！笑

町に入って新しい靴を探します。どれもダサいデザインばかり。

諦めて進む。おっ？大きい町が見えてきたぞ。きっと和歌山市だ。

アップダウンの戦いにようやく終止符が打たれる。やったぁあああ！！

嬉しくて思わず叫んでしまいました。タイヤの回転も速くなります。

市内にあったドンキでサンダルゲットです。シンプルイズベスト！

お値段なんと100円。送料はもちろんジャパネットが負担致します！

てのは冗談だけどコスパが高い。つーか前と同じやつ＼(^o^)／

「今から○○ドンキ来るって～」「まぢで！？ウケんだけど～！」

女子高生の薬にも毒にもならない話声をスタート音に出発します。

真っ暗な道を走る。スーパーでメシを食べて寝床へ直行です。

今日は私用でプリンタが必要になったので、ネットカフェに宿泊。

そういえば今日は旅人と会わなかったな。珍しいこともあるもんだ。

ふたりは何処まで行ったんだろう。意外に近くにいたりしてな。

駐輪場に自転車を止める。貴重品だけバックに入れて店内へ。

まずは書類を印刷してひと段落。それからドリンク片手にくつろぐ。

何かが足りてない気がするな。そうだ梅ぼし欲しくなってきた。

次回につづく。。

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