2014/04/19

縁の国イズモ 日本一周10話 島根-島根


コバルトブルーのビーチ!

いてー!背中に違和感。寝ている時にベンチから落ちてたようだ。
 朝まで気づかないなんて泣ける。きっと睡眠の質が高すぎたんだろう。
背を伸ばして海へ向かう。運がよければイルカが見えるらしい。




本編はじまり!
朝はチャリを掃除していると福島のおばちゃんに餞別を頂きました。
ありがたい!ここ最近はノンベジタリアン生活なのですごく助かります!
他にも北海道や佐賀から来た方と話して過ごします。爽やかな朝です。



よっしゃ!『出雲大社』目指してレッツゴー!・・・ブォオオオオオ!
ものすごい爆風。服が風でバチバチ音を立てます。出雲は気性が荒いです。
テラスハウスの動画を見たり、休憩を挟みながら坂を駆けていきます。



神社が見えてきました。自転車は警備の方に預かってもらえることに。
境内はたくさんの人で賑わっていて活気があります。さすがは神話の地。
ただの思いこみかもしれないけど、本当に神様がいそうな空気感です。



神社といえばお賽銭。旅の縁を祈ります。楽しい出逢いがありますように!
そして有名なしめ縄。お金が刺さってるって噂を聞いてたけど何もありません。
禁止されてんのかな? どーでもいいけど納豆が入ってたらウマそうです。



てことでウマも触っておく。ヨシヨシ。物事がウマくいくよう願掛けです。
3回撫でるとさらに効果倍増です・・・ってオバちゃんが言っていました!笑
そんなことより日焼けがモーレツにグロいです。とてつもなく痛々しい。



出雲大社を出たら近くの店を散策です。安くて美味しいお店ないかなー。
 「どっからきたーん?」顔を向けると観光中のオバちゃん3人がいらっしゃる。 
「あなたコレあげるわ~!」「私も私も♪」「まだあった!」飴ちゃんGET(笑)



香ばしさに引き寄せられ、せんべい屋へ。これなら安いし買えるぞ。
 ミックスせんべいに決めたー!カラウマです。むしろ辛すぎるくらいです。 
だけど癖になる味。10秒足らずであっというまに完食しました。



出発しようとすると自転車が転倒。すると服屋のドアが開きました。
中からはおばあちゃんの姿が。「すみません!すぐ片づけて移動します」
「あなたどこから来たの?」そんなキッカケからすこしお話しました。



そして荷物を組み直して今度こそ出発!と思ったら再びおばあちゃんが登場。
 「これも何かの縁よ。コーヒー入れるから飲んでいきなさい」「はい」・・・・・・。
ゆっくり時間が流れる。お店のこと、お孫さんのこと、色んな話をしました。


その中でも、おばあちゃんのこの一言がすごく胸に響きました。
 「あなた、旅を急ぎすぎてるんじゃない?日本一周は達成出来なくてもいい。
 そりゃ日本一周はすごいこと。でもそれ以上に何を学ぶかが大切なのよ」


この言葉がストレートにガツンと、何だか分からないけど心が動きました。
 たしかに旅を急いでいる自分がいた。秋までに家に帰らなければいけないから。 
ただそのせいで「今」というものを感じていなかったのかもしれない。


消化するだけの旅とまでは言わないけれど、淡々と旅をしていたのかも。
 別に日本一周できなくてもいいんだと思うと、スッと何かが解けた気がしました。
 もし終わらなかったとしても、また時間がある時に続きをやればいいんだ。


そしてもう一言。「これからの旅は何かを見つける旅にするといいわ」 
この人何でも分かってるんだな。宇宙兄弟のシャロンおばちゃんみたいです。
 日本横断になっても、明日終わっても何か見つかればそれでいっか!


また出雲についても教えてくれます。出雲は本音と建前の文化があるらしい。
 おばぁちゃんはそれとは真逆の生き方で、周囲との衝突も多かったみたいです。
それでも、おばあちゃんの生き方好きだな。自分にまっすぐでカッコイイ。


「そうだ!せっかく出雲に来たのなら日御碕に行きなさい。まだ間に合うかも」 
そこでは綺麗な夕日が見れる場所みたいです。そうと決まればさっそく出発します。
全速力で岬に走っていく。汗を流して、なんとか日が沈む前に間に合いました。


展望台のてっぺんに足を進ませます。爆風に震えながら海を目に焼き付けました。
 それから景色を満喫して降ていると、松江市在住の家族と出会って仲良くなりました。 
さらに研修に来ていた新社会人の兄ちゃん姉ちゃんも加わって、盛り上がります。


松江のお父さんはすごく気にってくれたみたいで、住所を教えてくれました。 
「もし通ることがあったら寄ってくれ」優しい笑顔で一言。なんやこの人間ドラマ(゚o゚) 
夕日もいいけれど、この出会いがサイコーです。しばらく胸が高鳴っていました。


みんなと別れてある場所へ向かう。もちろん出雲のおばあちゃんのお店です。 
まだお店が空いていた!日御碕でのことを伝えると、楽しそうに聞いてくれました。
旅が終わったら必ずまた来よう。今日は縁が縁を呼んだ素敵な1日でした。



そして今度は本当のお別れです。可愛がってくれてありがとうございました。
 「また島根に来たらここに寄ってね」「またきます」 あたたかい気持ちで出発です。
「不思議な時間だったなー」なんて思いを巡らせながら田んぼ道を走ります。



よっしゃー!やっと寝床ついたぞー!『道の駅 秋鹿なぎさ公園』です。
湖が近いからかめちゃくちゃ寒い。南極レベルの冷たさです。白熊どこや! 
寝袋に飛び込みます。寝る前に久しぶりに家族に電話してスリープ。


次回につづく。。


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